なんだか少し専門的で難しそうなイメージのある秘書。
今回の記事では「秘書ってどんな仕事?」「具体的には何をするの?」
そんな疑問をお持ちでこの記事をご覧になっているあなたに、秘書歴15年の私が秘書のやりがいや魅力について分かりやすくお話していきます。
最後まで読んで頂くことで、秘書のお仕事を身近に感じてもっと興味や関心をもっていただけると嬉しいです。
秘書がやりがいを感じる3つの瞬間
秘書の仕事では日々やりがいを感じることがたくさんあります。
その中でも特にここ!という瞬間をご紹介します。
①なんといっても担当役員からの「ありがとう。助かったよ!」と言ってもらえた時!
担当する業務の範囲が広く多岐にわたる秘書ですが、実際は地味な作業の積み重ねで役員を陰で支える目立たない(目立ってはいけない)お仕事です。
だからこそ自分のサポートでスケジュールがスムーズに進んだときや、地道な作業の積み重ねによって担当役員からの信頼を得て、役に立っていると実感できた時は大きな喜びです。
そして担当役員から「ありがとう」の一言をもらえた時、日々の苦労が報われる瞬間です。
ダイレクトに役員から感謝の言葉を頂けるのは秘書の特権でもあり、モチベーションが上がります。
②会社(役員)の窓口!使命感を感じた時!
社内、社外を問わず、役員とコンタクトを取りたいときや時間が欲しい時はまずは秘書に連絡が入り、アレンジすることになります。
また社内でも役員への報告や相談があるときは秘書が段取りをつけます。
案件が立て込んでしまったとき、優先順位をつけて処理していくことも秘書の能力が試される大切なポイントです。
特に気を遣うのはトラブル発生時
担当役員が「とにかくまずはakiさんに相談して対応して!」と指示を出していた時は、喜びとともに使命感を感じました。
信頼を裏切らないように何としても上手く収めなければと気が引き締まりました。
③自分なりのやりかたを見つけたとき
秘書業務は基本的なルーティンはあっても、担当する役員が変われば仕事のやり方を担当役員の好みに合わせていく必要があります。
仕事の進め方、報告のタイミング、距離感、最初は戸惑うことも多いですが、日々のやり取りの中で良好な信頼関係を築けたときにやりがいを感じます。
担当役員からの「安心して依頼できる、助かるよ!」は最高の誉め言葉ですね。
日経doorsの公式サイトに掲載されている「秘書冥利に尽きるイイ話」でも感動エピソードとして多く掲載されています!
参考:日経doors
秘書の楽しみを紹介
日々裏方に徹して、テキパキと業務をこなしていかなければならない秘書のお仕事。そんな秘書の密やかな楽しといえば・・・
①出張のお土産や会食の手土産
担当役員からの出張のお土産はやっぱりうれしいですね。
特に海外出張ともなると、スムーズに行程をこなして頂けるように細々と気を配って手配を進める必要があり、事前の準備やスケジュールの調整は大変です。
それでも「いつもありがとう」なんて言葉も一緒にお土産を頂けたときは日ごろの疲れが吹き飛びます。
役員の出席された会食での上質な手土産をお裾分けや、会食にお持ちいただく手土産の試食なども秘かな楽しみです。
②会食のお供
もちろん接待となるので気を遣って疲れるし緊張もしますが、普段行くことは出来ないような敷居の高いお店にお供できることはやっぱり嬉しいすね。
しかし同時に、選定したお店がお相手のお好みに合っていたか、お店の雰囲気はどうか、と気は休まりません。
次回のアレンジの参考にするため、お好みの食材、お酒などのチェックも必要です。
とはいえ、美味しいものは最高のご褒美ですね。
秘書業務の魅力はここ!
秘書の仕事は多岐にわたり、臨機応変な対応が必要です。自分自身の成長、スキルアップに繋がります。
①人脈が広がる
社内はもちろん社外との調整も多くあるので、人脈が広がります。
人脈が広がることで、業務をスムーズに進めることができピンチの時に助けてもらえることが多々あります。
またアンテナを張っていち早く必要な情報を収集するのも大切な仕事の1つです。
②ビジネスに役立つスキルを習得できる
秘書の多くは経営のトップ、またはトップに近いポジションの幹部のそばで働くことになります。
普段はなかなか関わることのできない立場のひとの近くで仕事をすることはかなりのプレッシャーや緊張を伴いますが、視野が広がり、求められるぶん高いスキルや知識が
身につきます。
業務に欠かせないコミュニケーション能力、交渉力、判断力、事務処理能力のスキルがあがり、お客様対応を通じて自然なおもてなしも身についていきます。
努力次第で社会人してどこででも通用する高いスキルを習得できるでしょう。
③会社の経営者側・トップの考えを垣間見られる
秘書は会社経営や重要な役職の人の一番近くで働ける仕事です。
常に機密情報に接しています。近くにいることで普段の会話から会社の経営者側・トップの考えを垣間見られてしまうスリリングな場面もあります。
もちろん秘書業務で知り得た情報は絶対に口外しないということは鉄則中の鉄則です。
まとめ
【やりがいを感じる瞬間】
・ありがとうと言われたとき
・会社の顔である使命感
・自分なりのやりかたを発見
【魅力】
・人脈が広がる
・スキルアップ
どんな仕事にもやりがいを感じる部分や魅力、続けていくことで自分なりの楽しみ、達成感を持つことができるようになります。
私も秘書になってすぐの頃には緊張とプレッシャーで疲れているのになかなか寝付けないことも多くありました。
でも自分なりのオンオフを見つけてストレスを発散し、いつの間にか充実した秘書ライフを送っています。
今回の記事を読んで、「秘書って魅力のあるお仕事だな!」と改めて理解してもらえたら嬉しいです。ぜひチャレンジしてみてください!